​ゲーム、デジタル機器との付き合い方

適切な付き合い方が重要になってくる

スマートフォン、タブレット端末、携帯型ゲーム機など、小型デジタル機器製品の使用時間が長くなってきているというお話をよく聞きます。
オンライン学習の導入も進んでいるので、今後、活用する機会も増えていくことになると考えられます。
しかし、デジタル機器の使い過ぎで心配されることがあります。

​近視の進行

文部科学省の統計によると裸眼視力が1.0未満の小中高校生は急速に増えています。
令和元年には過去最高になりました。その多くの原因が近視でした。

近視になると、近くは見えるのですが、遠くのものがぼやけて見えます。
眼球の長さが成長する7歳から17歳頃に進行します。
しかし、強度の近視になると、将来的に網膜剥離や緑内障など、失明につながる病気になりやすくなります。
近視の原因には、両親から受け継いだ素質や目の使い方や環境が関わっています。

デジタル製品を30㎝未満の近距離で30分以上続けて見ることが、近視の進行につながると言われています。
近視に対しては屋外で活動するおとが一番の予防策です。

急性内斜視に注意

日本弱視学会と日本小児眼科学科の会員に対して、2018年に行われた全国調査によると、一年間に5歳から35歳の若年層の急性内斜視を経験した医師は42.6%に上回り、デジタル製品が発症に関与したと考えられるケースが77.2%でした。

斜視とは、両目で視線が合ってない状態で視覚が未発達な、乳幼児期に斜視が起こると、両目で物を立体的に見る機能が育たなくなります。
また、5歳ごろ以降に斜視が起こると、ものが2つに見える複視を自覚して、日常や学習に支障をきたすようになります。

スマホを見る距離は20センチと短く、目の疲れを感じにくい子供は、つい熱中してスマホを使い続けてしまします。
そうすると、かなり近くにピントを合わせる調節力と、両目を極度に内側に寄せる力がずっと働き続ける状態が続いて、戻らなくなって、急性内斜視を発症する危険があります。

子どもは内斜視が起こると、デジタル製品の使用をやめたとしても回復せず、手術が必要になるケースが多いので注意が必要です。

全国の多くの施設で、若年層の急性内斜視の前向きな研究を行っており、デジタル製品がどのくらい関与しているのか、リスク因子は何なのかが解析されて、適正なデジタル機器の使用基準が示されることになるでしょう。

こどもの目を守るために

5歳までは、視力、立体視、眼球運動、遠くや近くに焦点を合わせる調節力などがバランスよく発達する大切な時期ですので、デジタル製品の使用はなるべく控えることをお勧めします。

小学生になっても、長時間の使用は控えて30分に一度は5分から10分の休憩を入れること、見る距離は30㎝以上離して姿勢よく使用することが大事です。

まとめ

5歳までは、デジタル製品の使用はなるべく控える。
小学生になっても、30分に一度は5分~10分の休憩を入れる。
見る距離は30㎝以上離して姿勢よく使用する。
近視の予防策は屋外で遊ぶこと。

デジタル製品と上手に付き合い、近視進行や急性内斜視に気を付けましょう。

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